断水時のタンク式トイレは流せるの?誤った流し方は危険!

地震や台風などの災害で断水した場合、職場や自宅のトイレはどのように処理すればよいでしょうか?
トイレは私たちの生活で欠かせないものです。断水時には別に用意しておいた水を使ってトイレを流そうという意見も多いです。タンク式のトイレを使用する人が多いと思いますが、このタンク式には、断水時の使用方法に注意しておくべき点があります。ここでは、断水時のタンク式トイレの使用方法について解説します。

トイレに水を流してはいけない場合がある

排水管や下水道が破損している場合は、トイレに水を流してはいけません。破損が考えられる原因としては、以下が挙げられます。

  • 道路内の下水道の破損
  • 液状化によるマンホールの浮き上がり
  • 建物や敷地内の排水管の破損・つまり

見た目で破損しているか分からない場合でも、流すときに流れ方がいつもと異なる時や自治体から「流さないように」と広報があった際には、トイレに水を流さないようにしましょう。流せないのに無理に流してしまうと、パイプが詰まったり、汚水が溢れ復旧に時間がかかることや、修理費用が高くなることも想定されます。

災害用トイレを使うのがおすすめ

排水管や下水道が破損してしまっている場合には、災害用トイレが便利です。洋式トイレの便座に、袋をかぶせ、凝固剤を使ってトイレを処理します。
既存の便器を使うことができるから、わざわざ外でトイレを探す必要がありません。また、被災が酷い地域などでは、水道が復旧するのに時間がかかる事もあります。給水される水は貴重なので、飲料水として確保しておき、トイレは水を使わずに処理できる災害用トイレをあらかじめ備蓄しておくと重宝します。

おすすめのマイレット災害用トイレ

マイレット S-100

B5サイズに100回分のトイレ処理セットが収まっているので、コンパクト設計。
省スペース仕様で備蓄スペースを有効活用いただけます。

マイレットS-100の商品ページへ

マイレット S-500

大容量、500回分のトイレ処理セットが一箱に収まっています。

マイレットS-500の商品ページへ

マイレット P-300

配布しやすい小分けパック。
1パックに5回分のトイレ処理セット入り。

マイレットP-300の商品ページへ

トイレに水を流してよい場合、タンク式トイレの流し方とは?

「バケツなどに水を入れて便器に流す」という声がある一方で、「タンクに直接水を入れて普通に流す」という声も上がっています。

バケツ等で水を直接流し込みましょう

断水時には、タンクへ水を補充するのではなく、バケツ1杯の水を直接便器へ勢いよく流し込むようにして流すことが推奨されています。
ただし、1回では流し切れないため、その後3~4リットルの水を流しましょう。
排水管の途中で汚物が停滞することを防ぐために、2~3回に1度は多めの水を流すこともポイントです。なお、バケツから水を流し込む際、水飛びに注意してください。雑菌繁殖の恐れがあるため、床に新聞紙や雑巾を敷いておき、取り替えるようにしましょう。
詳細は、ご利用のトイレメーカーの案内をご確認ください。

お風呂の残り水を流すのは危険です

お風呂の残り水をトイレに流してしまうと、髪の毛やゴミがタンクの部品に詰まる恐れがあります。地震直後に浴槽へ貯めていた水であったとしても、髪の毛が微量に残っている場合があります。そのため、お風呂の残り水をトイレに使用するのは控えましょう。

まとめ

  • 災害で断水が発生した時は、トイレの水を流してはいけない場合がある
  • 災害用トイレを準備しておき、水を流してはいけない時に使用する
  • 断水時かつ、トイレの水を流してもよい時は、バケツで便器に直接水を流し込み、2~3回に1度は多めの水を流す
  • お風呂の残り水をトイレに流すのは詰まりの恐れがあるので控える

自然災害はいつ起こるか分かりません。断水による二次被害を減らすためにも、災害用トイレを備えておくことをおすすめします。


関連コンテンツ

災害用トイレとは?|災害用トイレ・簡易トイレ・携帯トイレのマイレット公式サイト

大きな災害が発生すると、トイレが使えなくなる仕組みや災害時でも使えるトイレを紹介します。


簡易トイレと携帯トイレの違いとは? – マイレット公式サイト お知らせブログ

災害時のトイレ対策として、よく聞く「簡易トイレ」と「携帯トイレ」両者の違いについて紹介します。

この記事をシェアする

停電のあとに注意したい通電火災

企業防災において、防災計画を作成する主な目的は「身体・生命の安全確保」と「物理的被害の軽減」です。その目的は事業継続計画(BCP)の主な目的の大前提となっています。

過去に発生した大規模地震による火災の過半数は電気が原因という事実をご存じですか?

地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れに伴う電気機器からの出火や、停電からの復旧後の再通電時に出火する、いわゆる「通電火災」の事です。

近年発生した令和元年房総半島台風(令和元年台風第15号)による長時間の停電復旧後に、通電火災と疑われる火災が発生したように、地震発生時だけでなく、台風などの自然災害発生時においても注意が必要です。

今回は二次災害防止のためにも、停電の後に注意したい「通電火災」について紹介します。

通電火災とは?

通電火災は地震や台風、大雨、洪水、高潮などにより、「停電が発生する」+「配線や機器になんらかのダメージや異常が起こる」ことにより、電力復旧のタイミングで発生する火災です。

<一例>

  • 損傷した配線などに再通電し、発熱、発火する。
  • 転倒した電化製品に可燃物が、接触した状態で再通電し着火する。
  • 再通電時に発生した電気的火花が、漏れ出たガスに引火、爆発する。
  • 浸水や雨漏りによる、電化製品の基盤等の損傷により、再通電時にショートが生じ着火する。
  • コンセントに水分が付着し、再通電時にトラッキングが生じ発火する。

避難中の不在時や、初期消火に失敗し火災に至るケースがあります。

通電火災を防ぐポイント

通電火災を防ぐためには、停電時の対応と電力復旧時の対応がポイントになります。

停電時の対応

  • 停電中は電気機器のスイッチを切るとともに、電源プラグをコンセントから抜く。
  • 停電中に職場や自宅から避難や離れる際はブレーカーを落とす。
  • 停電がしばらく続く見込みの場合はブレーカーを落とす。
  • 就寝時は念のためにブレーカーを落とす。

電力復旧時の対応

  • 事前にガス漏れ等がないか確認する。
  • ブレーカーを戻す前に電化製品をコンセントから外す。
  • 浸水などにより電化製品が破損していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認する。
  • ブレーカーを戻す際は必ず人が立ち会い、戻したあと異常(発熱、臭い、異音等)があればすぐにブレーカーを落とす。(電気工事会社に点検・修理を依頼する)
  • ブレーカーを戻したあと電化製品を接続する際は一度に接続せず、電化製品ごとに接続し安全を確認する。(異常があれば電化製品をすぐに外す)
  • 建物や電化製品等には外見上の損傷がなくとも、壁内の配線の損傷や電化製品内部の故障により、再通電後、長時間経過したのち火災に至ることがあるため、煙の発生など異常を発見した際は直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡する。

雨漏りや浸水などで水に濡れた電化製品も使用しない事が重要です。ここまでは職場や家庭の建物内での火災発生を想定しておりますが、通電火災は建物外での発生もありえます。屋外で垂れ下がった電線や切れた電線は「感電の恐れがあるため近づかないで」と呼びかけられています。電線から火花が散る、周囲の金属や可燃物に接触する、などにより火災が発生するおそれもあります。危険な電線を発見した際は速やかに電力会社に連絡してください。これらの火災や感電は建物内のブレーカーを落とす事では防ぐことができません。

事前にできる対策

事前にできる対策として、地震に限定すると「感震ブレーカー」が効果的です。

感震ブレーカーとは?

「感震ブレーカー」は地震発生時に、設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的にとめる器具です。職場や家庭で有効なだけでなく、倉庫や作業場など無人の時間帯が想定される施設などにもお勧めします。既設のブレーカーに後付けで設置できるタイプやコンセントタイプなど、製品ごとの特徴や注意点を踏まえ適切なものを選ぶことが必要です。

感震ブレーカーの設置に関わらず、生命の維持に直結するような医療用機器を設置している場合、停電に対処できるバッテリー等を備える停電対策をはじめ、耐震対策、家具の落下や転倒防止などの対策を加えると効果的です。

通電火災は「停電後に起こりうる火災」として認識し、職場や家庭で停電時の対応と電力復旧時の対応の両面を準備しておくことをおすすめします。


<参考資料>

  • 企業防災とは何ですか?(内閣府)http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/kbn/index.html
  • 介護施設・事業所における自然災害発生時の業務継続ガイドライン(厚生労働省老健局)https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000704787.pdf
  • 消防の働き’20年1月号 通電火災に対策について(総務省消防庁)https://www.fdma.go.jp/publication/ugoki/items/rei_0201_48.pdf
  • 平成30年3月 大規模地震時の電気火災抑制策の方向性について(内閣府)http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/kasaitaisaku.pdf
  • 感震ブレーカー等の普及啓発用チラシ(内閣府)http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/denkikasaitirashi_201904.pdf
  • あらためて学ぶ、「停電」の時にすべきこと・すべきでないこと(経済産業省資源エネルギー庁)https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/teiden_info.html

この記事をシェアする

簡易トイレと携帯トイレの違いとは?

災害時のトイレ対策として、簡易トイレ、携帯トイレ、仮設トイレなど様々ありますが、中でも「簡易トイレ」と「携帯トイレ」は似た響きがあるので混同しがちです。この記事では、両者の違いについて解説します。

簡易トイレについて

簡易トイレは、持ち運び可能な便座のある小型トイレや、組立て式の便器に袋をつけて使用するものがあります。災害用に限らず、手すりが付いた介護用のポータブルトイレもあり、周囲に仕切りを設ければ、アウトドアでも利用可能です。

簡易的な便座・便器があるので、し尿を貯める部分がセットになっており、し尿は凝固剤を用いたり、乾燥させて焼却するなどの方法で処理します。

凝固剤について

凝固剤にはシートタイプと粉末タイプがあります。

  • シートタイプ:紙オムツと同じような材料が用いられています。
  • 粉末タイプ:水分と反応して固まる粉末が用いられています。

組立て式便器の素材について

組立て式便器にはプラスチック製や、紙製の物などがあります。

プラスチック製の特徴

  • 耐久性が高く、水分・湿気にも強いのでアウトドアなど何度も利用可能。
  • 自治体や法人、自治会などの防災備蓄におすすめです。

紙製(段ボール)の特徴

  • 安価で使い捨てにできます。
  • とりあえずの緊急時の備えにおすすめです。

マイレットの簡易トイレ(組立て式便器) ご紹介

災害用テントセット RP-100X

組立て便器「プラダントイレ」、目隠しテント「レスキューテントX」、トイレ処理セット「マイレットS-100」がセットになった商品。

法人様向け RP-100X 商品詳細ページ

個人のお客様のご購入はこちらから


現場トイレセット R-100X

ペール缶便器「マイペール」、目隠しテント「レスキューテントX」、現場用トイレセット「T-100」がセットになった商品。

法人様向け R-100X 商品詳細ページ

個人のお客様のご購入はこちらから

携帯トイレについて

携帯トイレは、袋と給水シートや凝固剤がセットになっており、小便専用のものや、大便小便兼用のものがあります。袋の中に用を足し、し尿を給水シートや凝固剤を用いて処理します。

また、便座がないため、コンパクトで持ち運びがしやすいです。車の中やアウトドアでも利用できますし、災害時に断水した洋式便器につけて使用することもできます。

吸水シート、凝固剤について

携帯トイレには吸水シートタイプと、凝固剤タイプがあります。

  • 吸水シートタイプ:紙オムツと同じような材料が用いられています。
  • 凝固剤タイプ:水分と反応して固まる粉末やタブレットが用いられています。

マイレットの携帯トイレ ご紹介

マイレットmini-1

手のひらサイズの携帯トイレ。
災害時は勿論の事、レジャーやエチケット袋としてもご利用頂けます。

法人様向け mini-1 商品詳細ページ

個人のお客様のご購入はこちらから


マイレットmini-2α

携帯トイレと目隠し用ポンチョがセットになった商品。

法人様向け mini-2α 商品詳細ページ

個人のお客様のご購入はこちらから

簡易トイレと携帯トイレの違いまとめ

最も明快な違いは、便座があるかないかになります。

  • 簡易トイレ:便座がある
  • 携帯トイレ:便座がない

<参考資料>
避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(内閣府)


お問い合わせ・お見積もり・ご購入について

法人様の商品のお問い合わせ・備蓄や仕入れのご相談・お見積もりは「マイレット公式サイト お見積もり・お問い合わせ」フォームからお気軽にご連絡ください。

個人のお客様の商品ご購入、お問い合わせはマイレットショップをご利用ください。

この記事をシェアする

災害のときトイレの実態。トイレ問題について解説

災害時のトイレ問題とは?
実はアンケートで災害時困ったことランキング1位なんです

災害が起きた瞬間は命を守ることを優先しなければいけませんが、その後の生活ではトイレ問題が重要です。水や食糧の問題のほうが深刻だと思うかもしれませんが、実際に大きな災害に遭った人を対象として災害時に困ったことのアンケートを集計すると、ランキング1位が災害時のトイレ問題でした。

平成30年7月豪雨に関するアンケート調査
(https://www.prdesse.com/posts/view/16955)

なぜ、それほどまでに災害時のトイレ問題を真剣に考えなければいけないのかというと、食事は少なかったり回数を減らしても気力で我慢する事ができます。しかし、排泄は、大便・小便どちらにしても限界が存在します。どれほど我慢しても、最終的には排泄は避けることが出来ません。しかも、排泄物というのは悪臭を放ちますし不衛生な代物です。日常であれば、トイレで用を済ませてレバーやボタンを操作すれば、排泄物は流れてみえなくなります。しかし、災害時は水道管に問題があったり、マンションやビルでは停電が起きれば水は流れません。

たとえ、家の近所にある避難所で過ごすとしても、同様に水道が使えるかはわかりませんし、大勢の人が避難していれば混雑するでしょう。

なので、基本的に災害時にはトイレが使えないという前提でいたほうがいいでしょう。では。災害時のトイレ問題はどうするべきかというと、解決するグッズが販売されています。それを備蓄しておけば、いざという時に助かります。

法人様のトイレ備蓄のお問い合わせ、
仕入れの相談・お見積もりは
コチラのフォームからお気軽に連絡ください。

個人のお客様はマイレットショップをご利用ください。

災害時のトイレ、どうする?
まずは携帯トイレを購入することからはじめましょう

災害時に困るトイレ問題を解決するためには、日頃から携帯トイレを用意しておくことが一番の解決方法です。携帯トイレというのは断水などで使えないトイレの便器に設置する使い捨ての袋と排泄物を固める凝固剤のことです。使い捨ての袋の中に排泄をすれば便器が汚れることはなく、水がなくても処理が出来ます。ただ、排泄物を入れたあとに何かに引っ掛けて袋が破けてしまうと、中身が漏れ出る恐れがあります。そこで水分に反応して凝固する薬剤を入れておくことが一般的です。

携帯トイレは使わないときは袋を畳んで収納しておけばいいので、場所を取ることはありません。

人が1日にトイレに行く平均回数は5回です。この回数に人数と使う日数をかけた分だけ用意する必要があります。日数については、まずは3日分、可能なら1週間以上は備えたほうがよいです。

法人様のトイレ備蓄のお問い合わせ、
仕入れの相談・お見積もりは
コチラのフォームからお気軽に連絡ください。

個人のお客様はマイレットショップをご利用ください。

災害時のトイレ種類は、断水直後の携帯トイレ、避難所での仮設トイレに分けられる

災害時に使えるトイレは、断水直後に使える携帯トイレか、避難所での仮設トイレが選択肢になります。携帯トイレを購入しておけば、ひとまずはトイレの心配をせずに済みます。でも、非常時は緊張により、頻繁に便意を催すこともあります。そのために、想定していたよりも早くに携帯トイレがなくなってしまう可能性も否定できません。

避難所の仮設トイレの方は、屋外でも簡単に設置できる組み立て式のトイレですが、実際に設置されるまでに時間がかかることもあります。また、洋式便器ではなく和式便器が設置されているときには、足腰が弱い方や障がいを持っている方は利用しにくいということも問題です。過去に起きた震災では東北地方の冬は気温が著しく下がるため、屋外に設置されたトイレに行くことが難しくなったという事例もあります。あと、仮設トイレで排泄されたものは、バキュームカーで汲み取らなければ限界に達します。もし、十分な数のバキュームカーを用意できなければ仮設トイレが使えなくなる恐れがあります。

携帯トイレにしても仮設トイレにしても、ある程度は災害時のトイレを問題を解決できますが、欠点もあることを理解しておくべきです。万全を期したいのであれば、携帯トイレの備蓄を増やしておくといった備えが必要です。

法人様のトイレ備蓄のお問い合わせ、
仕入れの相談・お見積もりは
コチラのフォームからお気軽に連絡ください。

個人のお客様はマイレットショップをご利用ください。

マンホールトイレは下水道が正常である前提のため使えるかどうか分からない

災害時で使えるトイレの中には、マンホールトイレというものがあります。これは避難場所の近くにあるマンホールの真上に仮設トイレを設置したり、下水管に排水管を接続した仮設トイレを並べていくやり方です。排泄物はそのまま下水管に流されるので、バキュームカーでの汲み取りは必要なくなります。簡単に設置することができ、水を節約できることから災害時でも使いやすいトイレです。人々が近い距離で過ごす避難生活では、いかに衛生的に暮らせるかが重要です。マンホールトイレは、大勢の人が出した排泄物を手軽に処理できる仕組みがあり、衛生面で非常に優れています。

しかしながら、このマンホールトイレが使えるのは、下水道が平常時と同じく正常に流れているということを前提としています。もし、地震で下水道に大きなダメージが及んでいたときには、マンホールトイレで流した排泄物が、途中で漏れ出てしまいます。災害が起きてから時間が経過していないときでは、地中の様子まで正確に調べることは難しいので本当に使えるのかは判断が難しいところです。下水道に何らかの問題が起きているときのことを想定して、マンホールトイレには排泄物を常に下水道に流すのではなく貯め込んで必要な時に汲み取りができる仕組みのものもあります。

携帯トイレの中でも性能が優れたものを選ぼう

災害時のことを考えると携帯トイレの備蓄は避けて通ることが出来ません。購入をするときには、様々な製品があるなかで、使い勝手の良いものを選ぶ必要があります。携帯トイレにおける使い勝手の良さというと、袋であることはどこの製品でも同じですから、違いが出てくるとすれば凝固剤です。凝固剤は排泄が終わった後に粉末を入れるものもあればシートを入れておくものもあります。シートタイプは最初から設置されているところに用を足すだけですから簡単ですが、量が多いと吸収しきれません。確実に水分を固めたいならば粉末の凝固剤のほうが最適です。

また、災害時は排泄物を入れた袋を何日間保管するのかはわかりません。道路が復旧しなければ、ゴミの回収もできないので長期間の保管をすることもあります。優れた性能の携帯トイレであることが理想的です。

災害用トイレ処理セット「マイレット」のご紹介

備蓄に最適

職場やご自宅の備えにおすすめのマイレット定番品をご紹介します。

mini-10

トイレ処理セット10回分
商品詳細ページはコチラから

S-100

トイレ処理セット100回分
商品詳細ページはコチラから

S-500

トイレ処理セット500回分
商品詳細ページはコチラから

P-300

トイレ処理セット5回分×60個
商品詳細ページはコチラ

持ち運びに最適

持ち出し袋やレジャーのお供におすすめのマイレット携帯トイレをご紹介します。

mini-1

トイレ処理セット1回分
商品詳細ページはコチラ

mini-2

トイレ処理セット2回分
商品詳細ページはコチラ

お問い合わせ・お見積もり・ご購入について

法人様のお問い合わせ・仕入れのご相談・お見積もりは「マイレット公式サイト お見積もり・お問い合わせ」フォームからお気軽に連絡ください。

個人のお客様の商品ご購入、お問い合わせはマイレットショップをご利用ください。

この記事をシェアする

コロナ禍における、複合災害の備えについて、新たに考えませんか?

近年、被害が甚大化する自然災害やコロナ禍における複合災害。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年が経過しようとしている今、今までの防災対策を振り返り、アフターコロナ時代の新しい防災対策について考えてみませんか?

複合災害とは?

複合災害は、複数の災害が「同時発生」または「時間差で発生」すること。

過去に発生した複合災害には以下のようなものがあります。

例1)東日本大震災

地震(自然災害)、 津波(自然災害)、原子力発電所事故(原子力災害)の複合災害。

例2)令和2年 7月豪雨

新型コロナウイルス感染症(感染症)、集中豪雨(自然災害)の複合災害

令和2年 7月豪雨のように、コロナ禍で災害が発生した際、避難所へ避難するとかえって感染リスクが高まります。避難所以外の安全が確保された自宅や親戚の家、ホテルなどへ密を避ける避難方法が注目されています。

在宅避難とは?

在宅避難は、避難所への避難はせず、安全が確保された自宅などで避難していること。

2020年4月、水害のリスクが高まる出水期を前に政府が呼びかけた「避難の理解力向上キャンペーン」にあるように、「避難」とは「難」を「避」けることで、安全な場所にいる人は避難所に行く必要がない事や、安全な自宅・親戚・知人宅やホテルなども避難先となることが周知されています。

<参考資料>
「避難 の理解力向上キャンペーン」の実施等について(通知) /内閣府
http://www.bousai.go.jp/pdf/hinan_campaign.pdf

帰宅困難者対策

東日本大震災が発生した際、首都圏においては約515万人(内閣府推計)に及ぶ帰宅困難者が発生。これを受けて「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン(内閣府)」の作成や、東京都帰宅困難者対策条例の制定が行われました。

帰宅困難者とは?

・帰宅断念者(自宅が遠距離にあり、帰宅できない人)
・遠距離徒歩帰宅者(遠距離を徒歩で帰宅する人)
・近距離徒歩帰宅者(近距離を徒歩で帰宅する人)

上記3つを合わせた者を帰宅困難者。
また、帰宅までの距離が10km以内の人は帰宅可能と、「首都直下地震の帰宅困難者対策の必要性について(内閣府)」で定義されています。

企業における帰宅困難者対策とは?

一斉帰宅抑制の周知

大都市圏において、M7クラス以上の大規模地震が発生した場合、行政機関等は発災後、人命救助のデッドラインと言われている72時間(3日間)は救命救助活動、消火活動等を中心に対応します。

このため、大規模地震発生時においては、救助活動の妨げや、余震などの二次災害にあう恐れから、安全な場所に留まり、「むやみに移動を開始しない」という一斉帰宅抑制の基本原則の徹底が不可欠です。

3日分の備蓄、施設の安全確保、安否確認方法の周知、訓練

平時のうちに、発災後3日間、従業員や来社中の顧客を施設内に待機させるため、必要な備蓄や職場の減災対策、従業員やその家族との安否確認の周知、訓練を行います。

帰宅支援

発災後、徒歩による帰宅が可能になった際の帰宅ルール、帰宅した従業員との連絡方法など、平時のうちに策定、周知、訓練を行います。

<参考資料>
首都直下地震の帰宅困難者対策の必要性について/内閣府
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/kitaku/1/pdf/5.pdf

大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン/内閣府
http://www.bousai.go.jp/jishin/kitakukonnan/pdf/kitakukonnan_guideline.pdf

東京都帰宅困難者対策ハンドブック/東京都

アフターコロナでの企業防災

コロナ禍では、テレワークを導入して、多くの企業が従業員の出社率を下げる取り組みをしています。働き方や働く場所が大きく変わった今、企業の防災対策も見直しが必要です。
従来での企業防災は職場の減災対策や備蓄、従業員の防災教育や訓練を行ってきましたが、アフターコロナの防災対策は職場に加え、テレワーク従業員への対策も必要です。

在宅勤務者の防災対策と備え

大きな地震、大雨、集中豪雨、台風などの災害は、職場や自宅を問わず、電気や水道などのライフライン、建物や施設の損傷といった被害が出ます。
在宅勤務中の従業員は、勤務時間中に災害が発生すると、自宅で被災する事になるので自宅の防災対策は必要です。部屋の減災対策や備蓄は在宅避難の備えにもなります。

災害時、ライフラインが止まると、水洗トイレは使えなくなります。
帰宅困難者対策や在宅避難の備えに「携帯トイレ」や「簡易トイレ」が必要なのはそのためです。職場や自宅の備蓄は、水や食料と一緒に「トイレ」を忘れずに用意してください。

備蓄品には使用期限(有効期限)がある

水や食料、携帯トイレや簡易トイレ、ヘルメットなどの備蓄品には使用期限(有効期限)があります。
使用期限の記載がない=いつまでも使える。というわけではありません。イザという時にスグ使えるよう、定期的な点検と 使用期限(有効期限)の確認、必要であれば買換えを行います。

※「使用期限」と記載していますが、「有効期限」や「保存期限」とも記載されている場合があります。商品により記載方法が異なるので、詳細は購入元へご確認下さい。

この記事をシェアする