今年は関東大震災から100年の節目の年です。
日ごろの災害への備えとして、家庭の防災備蓄状況とトイレの備蓄に関する意識調査を行いました。
もくじ
関東大震災とは?
大正12年(1923年)9月1日11時58分に発生した、相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される地震です。
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測。発生が昼食の時間と重なったことから、多くの火災が発生し、大規模な延焼火災に拡大しました。
死者・行方不明者は約10万5000人に及び、甚大な被害をもたらしました。
上表の通り、近年の大震災と比べても、その被害規模は極めて大きかったことが分かります。
<関東大震災 参考資料>
内閣府/「関東大震災100年」特設ページ
https://www.bousai.go.jp/kantou100/index.html
アンケート調査について
調査概要
調査期間
調査機関
まいにち株式会社
調査対象
各イベントの来場者
有効回答数
125名
質問内容
- 災害に備えて自宅に3日以上の備蓄を準備していますか?
- Q1で「はい」を選択した方のみ回答ください。備蓄をはじめたキッカケを教えてください。
- Q1「いいえ」を選択した方のみ回答ください。「いいえ」を選択した理由を教えてください。
- 何人暮らしですか?
- 備蓄している物は何ですか?(複数回答可)
- トイレ
- 水
- 食料
- 生活用品(ラップ・ポリ袋・トイレットペーパー・ビニール手袋など)
- 衛生用品(服用薬・オーラルケア用品・アルコールスプレーなど)
- 給水袋
- カセットコンロ・カセットボンベ
- 懐中電灯・ランタン・ヘッドライト
- 乾電池・モバイルバッテリー
- ラジオ
- リュックサック
- その他(自由記入欄)
- Q5「トイレ」を選択した方のみ回答ください。
- トイレ備蓄をはじめたキッカケを教えてください。
- トイレの備蓄回数を教えてください。
- Q5「トイレ」を選択していない方のみ回答ください。トイレの備蓄をしていないのはなぜですか?
- トイレの備蓄をするのに、1人あたり1日何回分必要だとおもいますか?
アンケート結果
アンケート回答者のうち、3日以上備蓄している方は82人でした。
そのうち、東日本大震災をキッカケに備蓄をはじめた方が32人と多い結果になりました。
3日以上の備蓄を準備していない方は43人でした。
主な理由として「置く場所がない(15人)」「備蓄はしているが足りていない(8人)」などが挙げられました。
アンケート回答者の家族構成は、3人暮らしが最も多く、次に2人暮らしが多い結果となりました。
アンケート回答者のうち、備蓄している物については水が最も多く105人、トイレは59人でした。
トイレを備蓄している人のうち、トイレ備蓄をはじめたキッカケは「トイレが使えなくなると知ったから(14人)」が最も多く、備蓄している日数は様々でした。
アンケート回答者のうち、トイレの備蓄をしていない理由としては「知らなかった(12人)」「考えていなかった(12人)」が最も多く、次いで「買うキッカケがなかった(9人)」でした。
最後に、1人あたり1日に必要だと思うトイレの備蓄数量は、5回分(50人)と回答する方が最も多い結果となりました。
トイレの備蓄をはじめよう
関東大震災が発生した9月1日は「防災の日」と定められています。
この機会に、トイレの備蓄をはじめてみてはいかがでしょうか?
既に備蓄をされている方は、備蓄品の点検、期限が切れている物があれば入れ替え行いましょう。
おすすめのブログ記事
【9月1日は防災の日】防災の日にやるべき対策と心構え
防災の日は台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波等の災害についての認識や理解を深め、それらの災害に対処する心構えと備えをするための日です。
防災の日及び防災週間にやるべき対策と心構えをご紹介します。
断水時のタンク式トイレは流せるの?誤った流し方は危険!
地震や台風などの災害で断水した場合、職場や自宅のトイレはどのように処理すればよいでしょうか?
断水時のタンク式トイレの使用方法について解説します。