防災で必要な簡易トイレの必要数

震災に限らず、自然災害や停電・断水などでライフラインが止まってしまうと、日常の生活を送るには様々な事が困難になります。その中でも大変なものがトイレです。
トイレは生理現象であり、ずっと我慢することはできません。ライフラインが止まった事を想定して簡易トイレ・携帯トイレを備えておきましょう。
今回は簡易トイレ・携帯トイレの必要な数について解説していきます。

簡易トイレ・携帯トイレを備蓄しておくべき理由

ご存じですか?大きな地震があるとトイレが使えない場合があります。

水洗トイレはライフラインの機能に大きく依存しているので、災害の被害状況によってはトイレが使えなくなることがあります。
例えば下記のような被害があると、トイレの機能に影響が出ます。

「水が出ない」(上水道の被害)

断水により、トイレが流せなくなります。

「水が流せない」(下水道の被害)

水が確保できても、排管、下水道・浄化槽・下水処理施設の破損により排水先が破損している場合はトイレを流してはいけません。

「電気がつかない」(電気供給の被害)

停電により、ビルなどの建物では水が汲みあがらない事により水が出ず、トイレが流せなくなります。
また、浄化槽ブロアーが停止すると排水ができなくなるので、水が流せない結果、トイレが使えなくなります。

「浸水・液状化」(下水道の被害)

浸水・液状化により浄化槽や下水処理施設等の機能停止や、下水の使用制限があった場合は、汚水を流すことができなくなります。

このように、「電気がつかない」「水がでない」などの目で見てわかる場合や、「建物の中を通っている配管や浄化槽の損傷」などの排水に関係した目に見えにくい部分の場合があります。
無理にトイレを流してしまうと、詰まったり、汚水が逆流してトイレから噴き出すことがあるので、トイレが安全に使えるか確認できるまでは、簡易トイレや携帯トイレを使いましょう。

参考記事
災害用トイレとは?
https://mylet.jp/disaster_toilet.html

災害時、お風呂の水でトイレを流していいの?

近年では防災の意識が高まり、お風呂の湯船の水を溜めておくことを意識している家庭も多いでしょう。
災害が発生した際に、停電や断水で水が出なくなった場合でも、お風呂に溜めておいた水を使って、トイレを流せばよいと思っている方がいらっしゃいますが、流してはいけない場合があります。
先に挙げたように、下水道の被害があり、自治体から下水道の使用が制限された場合は、トイレやお風呂、台所の洗い物などの生活用水を、下水へ流すことは控えましょう。
また、下水の使用制限がない場合でも、排水設備に破損がある事も考えられるので、水を流す前に問題なく使用できるか確認が必要です。

参考記事
断水時のタンク式トイレは流せるの?誤った流し方は危険!
https://mylet.jp/news/corporate-disaster-prevention/flush-the-toilet-01

近所のコンビニや公園、避難所の水洗トイレは使えるのか?

弊社で独自に行った、備蓄に関する意識調査でトイレを備蓄していない理由に「家、コンビニ、公園、避難所にトイレがあるから」という回答がありました。
自宅にあるトイレと同様に、大きな災害の際は被災エリア内であれば、コンビニや公園、避難所にある水洗トイレも使えない場合があります。

参考記事
【アンケート調査】家庭の防災備蓄状況とトイレ備蓄に関する意識調査
https://mylet.jp/news/corporate-disaster-prevention/questionnaire_20230901

簡易トイレと携帯トイレについて

この記事をはじめ、防災マニュアルなどで紹介されている「簡易トイレ」や「携帯トイレ」は水や電気のないライフラインが止まった環境でも、トイレ処理ができる防災グッズで、10回分、100回分といった「回数」単位で販売されています。

トイレ処理の方法には凝固剤をふりかけて固めるタイプや、吸水シートで水分を吸収するタイプがあり、大きさや機能も様々です。

簡易トイレと携帯トイレの違いは、便器が付随しているか、いないかです。

簡易トイレとは

簡易トイレは車載用や介護用の便器とトイレ処理の機構が一体になったものや、トイレ処理セットと組立て便器を組み合わせた商品があります。

携帯トイレとは

携帯トイレは、トイレ処理セットが単体としてそのまま使えたり、既存の洋式便器にかぶせて使用するものがあります。便器は付属していません。

簡易トイレと携帯トイレの使い分けについて

発災後に、トイレ空間と洋式便器が安全に利用できる場合は、携帯トイレを。
トイレ空間が危険・便器が壊れた場合は、組立て便器のある簡易トイレを利用し、必要であれば、ランタンなどの明かりと、目隠しになるもの(個室代わりになるテント、目隠し用のポンチョや大判の布等)を組み合わせて利用しましょう。

参考記事
簡易トイレと携帯トイレの違いとは?
https://mylet.jp/news/corporate-disaster-prevention/portable-and-simple-toilets

簡易トイレ・携帯トイレの備蓄に必要な数

実際に災害用のトイレを備蓄する場合には、どれくらいの量を用意すればよいのかわからないという人も多いでしょう。トイレの備蓄は日数と人数から算出できます。
まずは、何日分必要なのかを確認しましょう。職場の備蓄と自宅の備蓄に分けてご紹介します。

備蓄日数の確認

職場の場合
職場の防災対策として、事業所があるエリアの自治体が発行している防災マニュアルに指定があれば、それに従ってください。特に指定がない場合は、帰宅困難者対策※1を参考にしましょう。

  • 帰宅困難者対策なら最低3日分~
  • 震災の影響の長期化に備え、3日分以上の備蓄についても検討しましょう。

※1
帰宅困難者対策とは?
東日本大震災が発生した際、首都圏においては約515万人(内閣府推計)に及ぶ帰宅困難者が発生。これを受けて「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン(内閣府)」の作成や、東京都帰宅困難者対策条例の制定が行われました。
大都市圏において、M7クラス以上の大規模地震が発生した場合、行政機関等は発災後、人命救助のデッドラインと言われている72時間(3日間)は救命救助活動、消火活動等を中心に対応します。公共交通機関が運行を停止している中で、大量の帰宅困難者が徒歩等により一斉帰宅を開始した場合には、緊急車両の通行の妨げになる可能性があり、応急活動に支障をきたすことが懸念されます。
このため、大規模地震発生時においては、救助活動の妨げや、余震などの二次災害にあう恐れから、安全な場所に留まり、「むやみに移動を開始しない」という一斉帰宅抑制の基本原則の徹底が不可欠です。

帰宅支援
発災後、徒歩による帰宅が可能になった際の帰宅ルール、帰宅した従業員との連絡方法など、平時のうちに策定、周知、訓練を行います。

参考記事
会社の防災対策って、何をしたらいいの?
https://mylet.jp/news/corporate-disaster-prevention/bousaitaisaku

自宅の場合
お住まいの各自治体が発行している防災マニュアルに、備蓄日数の定めがある場合はその規程に従ってください。特に指定がない場合は、下記の日数を参考にしてください。

  • 最低でも3日分~
  • マンションの高層階に住まれている場合や、大規模災害に備える場合は7日分は必要です。

備蓄が必要な人数の確認

次に、備蓄が必要な人数を確認します。

職場の場合
帰宅困難者対策の場合は、従業員数にプラスして、外部の帰宅困難者(来社中の顧客など)のために10%程度の量を余分に準備しましょう。

自宅の場合
家族の人数分を準備しましょう。余裕があれば少し余分に準備しましょう。

必要なトイレの数量を計算する。

トイレの平均的な使用回数は、ひとり1日5回と言われています。備蓄回数は以下の計算式により算出できます。

利用人数 × 5回(1日のトイレ使用回数) × 備蓄日数 = トイレの備蓄回数

例)従業員80人の事業所で、外部の帰宅困難者の分をプラスして、3日分の備蓄をする場合
 (80人+8人)×5回×3日=1,320回分

例)4人家族で7日分の備蓄をする場合
 4人×5回×7日=140回分

参考ページ
災害用トイレとは?
https://mylet.jp/disaster_toilet.html

まとめ

簡易トイレと携帯トイレの違い

  • 簡易トイレ:トイレ処理セットと便器のセット
  • 携帯トイレ:トイレ処理セットのみ

簡易トイレと携帯トイレの使い分け

発災後、トイレの空間と洋式便器が

  • 安全に使用できる:既存の洋式便器に携帯トイレをかぶせて利用する
  • 破損があり、使用できない:簡易トイレ、もしくは、便器になる物と携帯トイレを組み合わせて使う

必要なトイレの数を算出する方法

  • 利用人数 × 5回(1日のトイレ使用回数) × 備蓄日数 = トイレの備蓄回数

被災時にお腹を壊してしまう可能性も考慮して、少し余裕をもって備蓄をするとよいでしょう。また、トイレットペーパーの用意もお忘れなく。

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梅雨・台風の時期に備えよう!自治体からの風水害情報の収集方法

毎年の事ですが、梅雨や台風の時期は大雨や長雨などによる災害が発生するシーズンです。今回はこの時期に気を付けたい災害と、その備えについて紹介します。

起こりやすい災害

河川の増水・氾濫(外水氾濫)

河川の水位が上昇し、堤防を越えたり破堤するなどして堤防から水があふれ出ること。

床下浸水・床上浸水(内水氾濫)

河川の水位の上昇や流域内の多量の降雨などにより、河川外における住宅地などの排水が困難となり浸水すること。

高潮による氾濫

台風や発達した低気圧が通過するとき、潮位が大きく上昇することがあり、これを「高潮」といいます。
高潮で潮位が高くなっているときに高波があると、普段は波が来ないようなところまで波が押し寄せ、浸水すること。

土砂災害

がけ崩れ

降雨時に地中にしみ込んだ水分により不安定化した斜面が急激に崩れ落ちる現象。

土石流

山腹、谷底にある土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。 

地すべり

斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。

このように、強風と大雨および高潮、波浪により起こる災害の総称を「風水害」と言います。
風水害の対策で大切なことは、事前の情報収集と準備です。身の安全を確保するためにも、国や自治体が発信する最新の情報を確認しましょう。


風水害が起きる前にやっておきたい事

風水害の避難行動について知る

避難情報に関するガイドライン(令和3年5月改定、令和4年6月更新)/内閣府」では、「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示され、この方針に沿って自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。

避難とは?

「避難」とは「難」を「避」けること、つまり安全を確保することです。

避難行動とは?

避難の行動には次の4つがあります

  • 行政が指定した避難場所へ立退き避難
  • 安全な親戚・知人宅への立退き避難
  • 安全なホテル・旅館への立退き避難
  • 屋内安全確保※

※土砂災害の危険がある区域では立退き避難が原則です。
※ハザードマップで「3つの条件」を確認し、その場にいても大丈夫か確認する必要があります。(3つの条件は新たな避難情報に関するポスター・チラシで確認できます)

警戒レベルと避難情報

警戒レベルは災害発生のおそれの高まりに応じて5段階に分類した「とるべき行動」と、その「行動を促す情報(避難情報等:市町村が発令する避難情報と気象庁が発表する注意報等)」とを関連付けるもの。

警戒レベル:1

避難情報等:早期注意情報
発表者:気象庁
とるべき行動:災害への心構えを高める

今後気象状況悪化のおそれがあるので、

  • 防災気象情報等の最新情報に注意
  • 自主的な避難先(親戚・知人宅やホテル・旅館等)の調整
  • 行政が指定した避難場所へ避難する場合は、避難所開設予定の確認
  • 避難するに当たって持参する荷物をまとめる等(避難準備については平時に済ませておくことが望ましい)

警戒レベル:2

避難情報等:大雨・洪水・高潮注意報
発表者:気象庁
とるべき行動:自らの避難行動を確認

気象状況が悪化しているので、

  • ハザードマップで自宅・職場等の災害リスク、指定緊急避難場所や避難経路、避難のタイミング等を再確認する
  • 避難情報の把握手段を再確認・注意する
  • 避難に備え自らの避難行動を再確認する など

警戒レベル:3

避難情報等:高齢者等避難
発表者:自治体(市区町村)
とるべき行動:危険な場所から高齢者等(※)は避難

※高齢者等の「等」には、障害のある人等の避難に時間を要する人や避難支援者等が含まれることに留意。

具体的にとるべき避難行動は、「立退き避難」を基本とし、洪水等及び高潮に対しては、ハザードマップ等により屋内で身の安全を確保できるか等を確認したうえで自らの判断で「屋内安全確保」することも可能。

災害のおそれがあるので

  • 避難に時間を要する人は避難する
  • 必要に応じ出勤等の外出を控えるなど普段の行動を見合わせ始める
  • 避難の準備をする
  • 自主的に早めに避難する など

早めの避難が望ましい場所の例

  • 急激な水位上昇のおそれがある中小河川沿い
  • 浸水しやすい局所的に低い土地
  • 避難経路が局所的な浸水や土砂災害等により通行止めになり孤立するおそれがある場所
  • 突発性が高く予測が困難な土砂災害の危険性がある区域 など

※避難先が遠方にある場合は、移動に必要な時間だけ早期に避難すべきである

警戒レベル:4

避難情報等:避難指示
発表者:自治体(市区町村)
とるべき行動:危険な場所から全員避難

具体的にとるべき避難行動は、「立退き避難」を基本とし、洪水等及び高潮に対しては、ハザードマップ等により屋内で身の安全を確保できるか等を確認したうえで自らの判断で「屋内安全確保」することも可能。

災害のおそれが高いので、

  • 危険な場所から全員避難(立退き避難又は屋内安全確保)する。

警戒レベル:5

避難情報等:緊急安全確保
発表者:自治体(市区町村)
とるべき行動:命の危険 直ちに安全確保!

災害発生又は切迫した状況(必ず発令される情報ではない)

指定緊急避難場所等への立退き避難することがかえって危険である場合、緊急安全確保する。
ただし、災害発生・切迫の状況で、本行動を安全にとることができるとは限らず、また本行動をとったとしても身の安全を確保できるとは限らない。

自治体(市区町村)が出す警戒レベル3(高齢者等避難)または、警戒レベル4(避難指示)で必ず避難しましょう。気象庁などから出る河川水位や雨の情報を参考に自主的に早めの避難をしましょう。

防災気象情報について知る

防災気象情報とは?

  • 気象庁、河川・砂防部局などが発表
  • 自治体(市区町村など)の「行動指南型」避難情報の発令判断を支援する役割
  • 「状況情報」としての避難行動をとる前の段階の「マインド作り」「危機意識醸成」という役割

避難行動をとるための情報として、自治体の避難情報と防災気象情報の組み合わせが重要です。

防災気象情報と相当する避難情報の警戒レベル

警戒レベル1 相当

災害への心構えを高め、最新の防災気象情報などに留意しましょう

  • 早期注意情報(警報級の可能性)※大雨に関して、[高]又は[中]が予想されている場合

警戒レベル2 相当

キキクル危険度分布「注意」(黄)

  • 大雨注意報
  • 洪水注意報
  • 高潮注意報(警報に切り替える可能性に言及されていないもの)
  • 氾濫注意情報

警戒レベル3 相当

キキクル危険度分布「警戒」(赤)

  • 大雨警報(土砂災害)
  • 洪水警報
  • 氾濫警戒情報
  • 高潮注意報(警報に切り替える可能性が高い旨に言及されているもの)

警戒レベル4 相当

キキクル危険度分布「非常に危険」(うす紫)

  • 土砂災害警戒情報
  • 氾濫危険情報
  • 氾濫危険情報
  • 高潮特別警報
  • 高潮警報

警戒レベル5 相当

何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況。直ちに身の安全を確保しましょう

  • 大雨特別警報
  • 氾濫発生情報

自治体が発行している防災マニュアル類を手に入れる

自宅や職場のある自治体が発行している風水害の防災に関わる、下記のような資料を一式手に入れましょう。各自治体のホームページで確認できます。紙媒体での配布については、各自治体に確認ください。

  • 防災マニュアル
  • ハザードマップ(防災マップ)※1 ※2
  • マイ・タイムライン(防災行動計画)作成キット

※1:ハザードマップは、災害種別ごとに作成されています。それぞれの災害ごとに避難先が設定されていますので、一通り手に入れましょう。
例)洪水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、高潮ハザードマップ など

※2:国土交通省ハザードマップポータルサイトでもハザードマップを確認することができます。詳しくは利用規約をよくご確認の上ご利用下さい。(国土交通省ハザードマップポータルサイト)

地域の災害リスクを知る

手に入れた防災マニュアルとハザードマップ(防災マップ)をよく確認し、自宅や職場の周囲にどのような災害リスクがあるかしっかりと確認しましょう。


集めた風水害の情報をもとに、いざという時のために準備をする

防災アプリのインストールや防災情報メール配信サービスの登録

自治体、気象庁や民間企業などが配信している防災アプリをスマホにインストールしたり、メールの配信サービスの登録、ホームページのブックマークをして、最新の防災情報が手に入るように備えましょう。一例をご紹介しますので参考にしてください。

マイ・タイムラインを作る

集めた情報をもとに、避難行動の一助となる「マイ・タイムライン(防災行動計画)」を作りましょう。

避難行動判定フローを確認

手に入れたハザードマップ(防災マップ)と一緒に「避難行動判定フロー」を確認し、取るべき行動を確認しましょう。

避難するときのルートを決める

避難行動判定フローで、避難する場合は避難ルートを決めます。ルートは複数作成するとよいでしょう。
また、避難ルートを実際に歩いてみて、危険個所を把握し、避難時に役に立つ情報を地図に書き込みましょう。

マイ・タイムラインを作って、見やすい場所に貼る

避難行動判定フローで確認した内容と、マイ・タイムラインの作成ガイドを見ながら、自分や家族、職場のタイムラインを作りましょう。作成したマイ・タイムラインや避難ルートは目につく場所に貼って、いざという時に備えましょう。
また、こまめに見直しを行いましょう。

マイ・タイムラインは、あくまで”行動の目安”であって、作成した通りに行動すれば安全というわけではありません。災害時は最新の情報をこまめに収集し、臨機応変に行動してください。

安否確認の方法を決める

大きな災害が発生すると、被災地への電話が大量に殺到し、繋がりにくくなります。一緒に住む家族、離れて暮らす家族、遠方の親戚や職場で、災害時に安否確認をする方法を事前に決めて、訓練しておきましょう。

災害用伝言サービスについて

災害伝言サービスは体験利用日にも運用されており、体験することができます。
※災害が発生した場合は、体験利用ができない場合があります。

<体験利用日>

  • 毎月1日、15日
  • 正月三が日(1月1日~3日)
  • 防災とボランティア週間(1月15日~21日)
  • 防災週間(8月30日~9月5日)

詳細は総務省の「災害用伝言サービス」のページをご確認下さい。

必要なものを備蓄する

手に入れた防災マニュアルを参考に、必要な準備・備えをしましょう

立退き避難をする際は、持ち出し袋を用意しましょう。また、屋内安全確保をする場合は、備蓄品は水が引き、ライフラインが復旧するまで十分に耐えられる量を用意しましょう。水に濡れて使えなくなるものは、注意が必要です。

家や職場の側溝や排水口の掃除や、飛散防止フィルムを窓ガラスに貼るといった準備も合わせて行いましょう。

トイレの備蓄も忘れずに

停電や浸水、断水が発生すると、水洗トイレが使えません。特に浸水以外が出ている場合は、無理に流そうとすると、逆流します。忘れずにトイレの備えもしましょう。

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まとめ

風水害は梅雨・台風シーズン以外に、大雨や長雨があった時でも発生します。シーズンが終わったからと油断せずに、日頃から気象情報に注意し、備え、早めの避難を心がけましょう。

参考・引用元

  • 内閣府
    • 避難情報に関するガイドラインの改定(令和3年5月)(https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/)
    • 避難情報に関するガイドライン(令和3年5月改定、令和4年6月更新)(https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/hinan_guideline.pdf)
    • 新たな避難情報に関するポスター・チラシ(https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/poster.pdf)
    • 避難情報のポイント(https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/point.pdf)
    • 避難行動判定フロー(https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/flow.pdf)
    • 災害時に便利なアプリとWEBサイト(多言語)(https://www.bousai.go.jp/kokusai/web/index.html)
  • 気象庁
    • 河川、洪水、大雨浸水、地面現象に関する用語(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kasen.html)
    • 気象災害に関する用語(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/saigai.html)
    • 高潮(https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/knowledge/tide/takashio.html)
    • 防災気象情報と警戒レベルとの対応について(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/alertlevel.html)
    • 防災気象情報の役割について(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/images/yakuwari.png)
    • 「危険度分布」の愛称を「キキクル」に決定しました!(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/event/kikendobunpu2021.html)
    • 全国の警報・注意報(https://www.jma.go.jp/bosai/warning/)
  • 国土交通省
    • 登録型のプッシュ型メールシステムによる高齢者避難支援 「逃げなきゃコール」(https://www.mlit.go.jp/river/risp/policy/33nigecall.html)
    • 川の防災情報(https://www.river.go.jp/index)
    • マイ・タイムライン(https://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/mytimeline/index.html)
  • 総務省
    • 災害用伝言サービス(https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/net_anzen/hijyo/dengon.html)

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BCP(事業継続計画)の必需品、「備蓄トイレ」

BCP(事業継続計画)策定の現状

内閣府/平成29年度 企業の事業継続及び防災に関する実態調査結果(概要)
1.BCPの策定状況(企業規模別)より
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/topics/pdf/h29_gaiyou.pdf

内閣府(防災担当)が発表した「企業の事業継続及び防災に関する実態調査」では現状、未だに大企業の約4割、中堅企業の約7割がBCP策定を施していません。
昨今、災害が多発している状況から災害時を想定し対策を練ることが現代社会の企業に求められる物の一つと言えます。

BCP(事業継続計画)策定の必要性

対策を怠ると災害発生時での事業復旧、継続が困難です。
従って、災害時の備蓄を確保が急務。

災害時のトイレを忘れずに!

内閣府/避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(平成28年4月)より
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1605hinanjo_toilet_guideline.pdf

上記グラフは東日本大震災で仮設トイレが被災地の避難所に行き渡るまでに要した日数です。3日以内に仮設トイレが到着した自治体はわずか34%。最も日数を要した自治体は65日もかかっています。
また、過去の災害でのライフライン(電気・水道・ガス・下水道等)が復旧するまでの日数は以下の通りでした。

熊本地震(2016.4)ライフライン復旧日数

・電気:約1週間
・ガス:約2週間
・水道:約3カ月半

総務省/平成29年版 情報通信白書
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc152120.html
図表5-2-1-2 東日本大震災と熊本地震の特徴の比較
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/image/n5201020.png

北海道胆振(いぶり)東部地震(2018.9)
ライフライン復旧日数

・ガス:被害なし
・電気:約6日
・水道:約1ヶ月

内閣府/平成30年北海道胆振東部地震に係る被害状況等について
http://www.bousai.go.jp/updates/h30jishin_hokkaido/index.html
抽出、編集しました。

停電や断水、災害による配管や下水処理施設に被害があると水洗トイレの水が流せなくなります。 水・食料等と一緒にトイレも備蓄しましょう。

備蓄トイレを選ぶ重要なポイント!

値段だけでチョイスするのはナンセンスです。災害時、使った後の事も考えましょう。

災害時は衛生環境が悪化します。「マイレット」で使用している抗菌性凝固剤は、皮膚刺激性試験、経口毒性試験、抗菌試験、品質保持試験といった各種試験を第三者機関で行い、安全性を確認しています。

マイレット抗菌性能検査  大腸菌(Escherichia coli)への抗菌性能

排泄物には感染症の原因となるアンモニア産生菌、大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌等の菌が多数存在します。放置しておくと食中毒や二次感染を引き起こす危険性があるので、災害用トイレには抗菌力が必須です。
マイレットは菌を抗菌することによってニオイのもとを封じ込めるので排泄物のイヤなニオイも取り除きます。

BCP(事業継続計画)の必需品、
備蓄トイレは「マイレット」

トイレの備蓄でお困りの防災ご担当者様、お気軽にご相談下さい。
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マイレットについて、さらに詳しく知る
マイレット公式サイト 「マイレットとは?」
https://mylet.jp/about_mylet.html

災害用トイレについて、さらに詳しく知る
マイレット公式サイト 「災害用トイレとは?」
https://mylet.jp/disaster_toilet.html

マイレットの商品一覧を見る
マイレット公式サイト 「商品一覧」
https://mylet.jp/product/product_index.html

マイレットの納入実績を見る
マイレット公式サイト 「 納入実績 」
https://mylet.jp/delivery_record.html

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